明日香村散歩

丸山古墳(前年部から後方部を撮影)

学生時代の友人と明日香村へ行った。自分をいれて3人だったんだけど、集合時間についたのは私だけ。大学時代のゆるさを久しぶりに体験。


近鉄飛鳥駅につくと、駅前にレンタサイクル屋がたくさん並んでる。駅前だけでなくあちこちにレンタサイクル屋はあるので、駅から少し離れたとこだと安いと思ったが時間も無かったので一番近いところで借りた。休日は1日で1000円。
着いたのが遅かったのでとりあえず、高松塚古墳石舞台古墳だけは必須として、あとは途中にあるめぼしいところに寄るということにして出発。


駅から高松塚古墳までは10分ほど。途中きれいに整備された公園を抜ける。広い芝生の広場もありなかなかいいところ。古墳の横に壁画館があり発掘された壁画のレプリカを見ることができる。レプリカとはいえ、6人がかりで1年をかけて作ったもので、汚れや剥がれ落ちも忠実に再現されていてとてもレプリカとは思えない。


次に、持統天皇領や橘寺で寄り道をしながら、石舞台古墳を目指した。こちらは少し遠くて、高松塚古墳から20分〜30分ほどかかった。
石舞台古墳に着くとこちらもきれいに整備されて周りは公園になっている。石舞台古墳は石室の中にも入れるようになっている。中に入ると石室を形作っている石の大きさがよく分かる。作業が全て人力だった時代にこれだけのものを作れると言うのは、葬られた人物は相当な権力をもっていたんだろう。(一説では蘇我馬子の墓といわれている)


石舞台古墳を見た後、近くの休憩所で少し休んで、日本最古の大仏が安置された飛鳥寺へ向かった。飛鳥寺についたが、結局中には入らず。近くにある蘇我入鹿首塚だけを見に行き、飛鳥寺を後にした。


そろそろ戻る時間になってきたので、駅へ向かいながら最後に一つだけ見ようと言う事になった。すこし飛鳥駅からは離れるが、私の希望により丸山古墳へ行く事にした。丸山古墳はあまり有名じゃないし、誰の墓かもよく分かってない。でも一度行ってみることを強く勧める。その理由は丸山古墳は前方後円墳で古墳としては日本で6番目に大きく、一見ただの丘のように見えるのだが、その大きな古墳になんと自由に登ることができるからだ。後円の上の方の一部分を除くほとんどの部分と前方部は自由に入れることができる。後円部から前方部を見ると方型をしてるのがなんとなくわかるし、上から周りをみると家が建ってたり畑になってたりするけど、そこがかつて堀であったろうということも見て取れる。きっと古墳マニアでなくても楽しめると思う。


この日の行程は約3時間くらいだ。車で行けばもっと時間は短縮できるだろうけど、明日香ののんびりした雰囲気を感じるには、やはり歩きか自転車がいい。