ウェブ進化論本当の大変化はこれから始まる

巷で話題になってるので買って読んでみた。これまで漠然と感じていたGoogleのすごさや進む先がちょっと見えた感じ。あと、これまで１０〜２０年後に日本はやばいなと思ってたけど、それが裏打ちされたと言う感じもした。

日本人はパソコンを使うことにマイナスイメージがある気がする。ここ何年かは最低限は使えないとどうにもならないという意識が定着してきたようだけど、「パソコンは持ってるし使うけど、ネットとメールするくらい」って言うのが普通の人と思われててバリバリ使いこなす人は「ちょっとオタク入ってるんじゃないの？」っていうイメージに見られる。

ちょっと違うかもしれないけど、これとよく似た感覚が大企業のトップ（某証券取引所とか）でも「システムは大事だけど、直接お金を生み出すものではないんだから、とにかくケチれ」という意識に繋がってて、１月のような取引停止やらが起こったんだと思う。また、IT企業のことを「物を生み出さずに金を取る虚業」と言うことになったんだろう。

戦後、日本は製造業で発展して世界のトップクラスの経済大国になった。でも先に行った意識をずっと持ってるようでは、２０〜３０年後には世界の流れについていけなくなんじゃないかとちょっと心配になっていた。これが「ウェブ進化論本当の大変化はこれから始まる」にもよく似たことが書いてあったので、ついのめりこんで読んでしまった。