PC98エミュを利用したDOSアプリの利用

実家では10年以上、PC98マシンで仕事の帳簿をつけてるのだけれど、さすがにマシンがへたってきた。ということで、新しいマシンを用意してWindows2000へ移行しようとしたんだけれど、DOSで使ってる桐というデータベースのファイル移行作業にかなり時間がかかりそうだったため、PC98エミュでDOSを動かし、桐も今のバージョンのまま動かすことにした。今回利用したPC98エミュレータT98-NextというエミュレータDOSのソフトを動かすだけならAnex98などたくさんあるが、プリンターを使えるということでこれを選択。

DOSや桐Ver5をインストールして動かしてみたが、想像以上にすんなり動いた。プリントアウトも問題なし(NEC PC-PR201)。ただ、実際に使わせてみるといろいろと問題が発生。根本原因があまりわかっていないものばかりだけれど、一応情報として書いておく。

キー入力を受け付けない

使用中にキー入力ができなくなった。原因は単に T98-Next のメイン画面がアクティブでなかったため。デスクトップの方がアクティブになってたので、見た目では T98-Next がインアクティブになってるのが分かりにくかったようだ。

もうひとつの原因になったのはIMEIME が ON になってるとキー入力がインターセプトされてしまい、T98-Next 内の DOS へキー入力が伝達されないようだった。

Shiftを押した時の挙動がおかしい。

Num Lock が OFF の状況でテンキーを使用したことが原因。

プリンタの挙動がおかしい。

T98-Next を起動した後でプリンターの電源を入れると、プリンターの挙動がおかしくなった。プリンタの初期化ができないようだった。原因はわからないが T98-Next を起動する前にプリンターの電源を入れるようにすることでこの現象を回避するようにした。