関西オープンソース2006 1日目

行ってきた。場所はATC。見た企画の内容を簡単に書いとく。

『みんなが Stratum 1』計画 〜信頼できる時刻同期を目指して〜

GPSを使った時刻同期の機器を利用してサーバをSratum1にしようと言う内容。機器自体は数万円らしい。この中で言ってたけどNTPって結構精度は良くないらしい。±1秒とか。

下流開発フレームワークblanco Framework」ご紹介

いがぴょんさんの発表。Excel に書いた内容からソースを自動生成するフレームワーク。しかしフレームワーク本体より、付属のSQLフォーマッターの方がダウンロードが多いらしい。
設計思想はUnixを参考にしているらしく、疎結合・シンプルな機能の組み合わせで高度なことをできるようにしているとのこと。
いがぴょんさんがプロジェクトはXMLによって火が出るというようなことを言っておられたけど、まさにそうだと思った。正直XMLは余り触りたくない。

MySQL概要

MySQL冗長化手法や、対障害性、データ復旧についての概要説明。レプリケーションとか聞いたことはあったけど、こういうことなんだなというのがよく分かった。また、業務APではやっぱりOracleDB2じゃないと障害に対して厳しいと思ってたけど、MySQLInnoDBなどを使うと意外と使えるんだなぁと感じた。

中小企業でのOSS導入奮闘記

今日の中で、ある意味一番面白かった。システム構築なんかの経験がまったく無いところから社内のIT環境をオープンソースプロダクトで構築してきた体験談。ネット販売システムのCGIC言語で作ってみたり、メールサーバーがスパムの踏み台にされたり、SIの持ってきた見積もりが高いので契約直前に自分でシステムを作ってみたり、時刻がアメリカ西海岸の時刻になってて未来からメールがきたりと、あちこちで笑わせてもらった。ただ、それだけのことをできる実行力には感服した。