映画・ダメジン
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三木監督といえば、「亀は意外と速く泳ぐ」や「イン・ザ・プール」などで脱力系という新ジャンル(?)を作った監督。
その三木監督の初作品ということで、さすがに全編通してとてもゆるい。
その内容は見る人により評価は大きく割れると思うけど(実際、ネット上の講評を見ると、好き嫌いがきっちり分かれる)、私はとてもハマッた。
ストーリーのテーマとなってるインドと同じで、好きな人はすごくはまるだろうし、ダメな人は2度と見ないだろうなという感じ。
ストーリーは、毎日が夏休みのようなリョースケ・ヒラジ・カホルが、インドへ行って人類を救う救世主となるための旅費をためるというのが主題となっている。
でも、その主題はあまり重要じゃなく、主人公3人とそれを取り巻く強烈な個性の脇役が、三木監督により絶妙の組み合わせでうまく料理されているのを見るための映画だ。
伝説の男になる予定のゲシル先輩、寝るとき以外はいつも川にいる印旛さん、ヤクザだけどどこか愛嬌のあるササキ、猫を飼ってる猫ジジイなど、あげていけばキリがないくらい
個性的なキャラクターが出てくる。
ストーリーを細かく見ると「なぜ?」と思うところがたくさん出てくるが、あまりそういうところにこだわってはいけない。
そういうものだと割り切って、元祖脱力系の雰囲気を楽しむのがこの映画の醍醐味である。
2008年ノーベル物理学賞
日本人3名が受賞。
asahi.com - ノーベル物理学賞、素粒子研究の日本人3氏に
高校時代にニュートンの特集で、クォークやひも理論の話はよく読んでいたので、懐かしいとともにとても嬉しい。
益川さんは京産大で教授をしているそうなので、学生はとてもびっくりしてるだろうな。
回想 子規・漱石
高浜虚子による正岡子規の回顧録。何かの本で、この本に収録されている「子規居士と余」というのを知って興味を持っていたので買ってみた。
高浜虚子と正岡子規は明治期から大正期における俳句界の巨頭であるが、両人とも同じ伊予松山出身ということもあり、無名時代から師弟関係にあったようだ。
私は、正岡子規の病床にありながら人一倍の「生きる」というエネルギーに満ちているところがとても好きなのだが、高浜虚子はなんとなくつかみづらい感じがして好きではなかった。
しかし、この本を読むとそうではなく、高浜虚子は意外にも退学や復学を繰り返してフラフラし、なかなか将来を決めきれないところがとても人間くさく感じ、いままでのイメージとはまったく違う印象を受けた。また、そういう生活の中で師匠に当たる正岡子規との関係が細かく描写されており、当時の二人の雰囲気というものがよく分かる文章だった。
正岡子規が高浜虚子のことを後継者と目しながらも虚子がそれを拒絶し、一度は距離を置いたこともあったようだが、やはり二人の間はそう簡単に壊れるものではなかったようだ。虚子はその理由が正岡子規という親分の弟子に対する愛情によるものだと書いているが、虚子の正岡子規に対するそれも同じほどあったのではないかと思う。
最後の正岡子規が亡くなる場面は、淡々と書いてあるがさすがによく表現されている。虚子が河東碧梧桐らを呼びに行く場面などはわずか数行の文章なのだが、情景がまざまざと目に浮かぶようであり、鳥肌が立つほどの臨場感を感じた。淡々と書いてあるが虚子にとってはそれほど大事な瞬間だったんだろう。
- 作者: 高浜虚子
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阪神−広島
11回裏、関本のヒットでサヨナラ勝ち!早ければ明日、優勝マジックが点灯!
快進撃だった 2003 年のマジック点灯には及ばないが(7月8日に点灯)、今年も2003年と同じくらいの快進撃だ。
今日の殊勲は関本だけど、平野にも注目したい。
矢野がヒットで出塁した次のバッターは平野だった。平野は1球目から絶妙の位置へセ−フティーバント。これがピッチャーのエラーを呼んで、1、2塁になった。次の赤星は2塁ゴロでゲッツーの可能性もあったたけど、平野がショートの選手への牽制スライディングでゲッツーを阻止。矢野が3塁へ進塁し、関本のサヨナラヒットにつながった。
怪我から復帰してすぐにこれだけの全力プレーができるのはさすがだ。平野最高!
新井も大活躍だし、今年の移籍組は大当たりだな。